JAWS DAYS 2019 へ参加してきました!レポート
開催されてから3カ月以上たちますが、アウトプットファーストを体現するためにどんなに遅くなろうがこれからはしっかりアウトプットしていきたいと思います。
2019年2月23日(土)にJAWS-UGによる全国規模の交流イベントである「JAWS DAYS 2019」に参加してきました。
JAWS-UG(AWS User Group – Japan)とは、
日本全国に70以上の支部を持つ Amazon Web Services(以下AWS)のユーザーグループです。
引用: https://jawsdays2019.jaws-ug.jp/about/
アマゾン社のグループではなく、ユーザーグループ、すなわち利用者たちのコミュニティというのがミソですね。
また、
全国の各支部では、AWSに関する技術交流や人材交流が毎週のように行われ、AWSユーザーの技術力向上およびビジネスの拡大に寄与しています。
引用: https://jawsdays2019.jaws-ug.jp/about/
ということで、AWSを利用する人たちが集まって、新サービスやわからないことなどユーザー間で情報交換し、僕みたいな初心者から、ゴリゴリのエンジニアまで集まって交流する、草の根コミュニティであります。
そのコミュニティが毎年JAWS DAYSというイベントを主催しています。
さらに、アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社は後援をしており、公式にコミュニティを支援しているという関係性も、ユーザーとサービスがうまく結びついているのがわかるので、このような大きなイベントも開催できる素晴らしいことだと思います。
しかも、企画や準備、当日の運営は全国のJAWS-UGメンバーが中心となってボランティアベースでやっており、2,000人を超える参加者が来る大きなイベントなのにプロ顔負けの運営力で同時進行のセッションを回していく。凄い力です。
「ボク主催者、キミ参加者。」みたいな、企業の販促イベントにお客を呼んで営業する企業利益優先型のイベントでなく、ほんとにユーザー自身が学びたいものを企画し、伝えたい人が伝え、交流し学びのあるイベントができているなと感心しきりです。
もちろん、企業もスポンサーとして出展はしていますが、仕事と遊びのいい意味で中間ぐらいの、楽しく仕事しながら情報交換し、マーケティングにもつなげている姿勢は、どちらが上でも下でもなく、一緒になってAWSコミュニティを盛り上げていこうという雰囲気が心地良きです。
やっぱコミュニティって刺激あり学びありで楽しい!そう思えるイベントでした。
コミュニティマーケティングの神髄見たり!ですね。
それでは、参加した各セッションの感想です。
[IoT] 「AWS IoTのベストプラクティス」それホント!?
AWS IoTのセッションです。
エンジニアではない僕にはなかなか難しい言葉が飛び交うセッションでしたが、何となく、これからの世界が見えてきた感じはしました。
僕のようなウェブ屋さんには関係ない話。に思いがちですが、5年後10年後がどう変わっていくかを想像するとそうも言ってられない、現状に満足しちゃいけないという危機感が湧きます。
Alexaのような音声デバイスがウェブコミュニケーションの中心になってくると、そもそもビジュアル表示型のブラウザって必要なの?って話になり、デザインっていらんよね、パソコン必要なの?みたいなことになってきます。
今の、企画して情報設計して、ワイヤーフレーム作って、デザインして、コーディングして、仮アップして公開。はいどーぞ。みたいなスキームはそんなに長く続かないんじゃないかと思ったりします。
そうなると「何が大事なのか?」ですが、企業と利用者の間のコミュニケーションをどう繋げていくかであり、そこには、パソコンもブラウザもデザインも重要ではなく、そのコミュニケーションをどのデバイスを使ってどう利用者に必要な情報を流し、タッチポイントを作るかに集約されるのであれば、一ツールであるウェブサイトにこだわって仕事していく必要あるのか?とスゴク疑問に思ってしまいます。
そんなことを日々考えながら生きているので、自分の畑とは違うこういうイベントに参加することがどれだけ重要かということを再認識したセッションでした。
(全然セッション内容について触れてない(;´Д`))
[AI/ML] メディアにおけるAI活用とAWSに期待すること(時事クイズと高校野球戦評記事の自動生成)
IoTのセッションは1時間でしたが30分で切り上げ、こちらのセッションに参加。
弊社はマスメディアのクライアントもおりまして、高校野球関連の仕事もあったりするので、ベストマッチな興味津々なセッションでした。
AIもそうですが、ディープランニングで学習させ、自然なクイズや記事をAIに作らせるという試行錯誤の実験も含めた研究報告でした。
まだまだAIだけに任せられる記事を書けるわけではないですが、ファクトだけを積み上げた野球の試合の記事なら、記者の書いた記事とほとんど見分けがつかないくらいでした。
こういう分野もどんどん今進化してるなと、実際に近い未来、AIだけで記事を量産できるようになれば、大変な世界になるなと思いました。
ライティングの世界も、ただファクトの記事を書くだけじゃなく、共感できるとか情に訴えるとか、感性を言語化するとか機械ではできないことを書けるようにならないと差別化できないなと思いました。
そういうことを考えながら聞いてました。
[コミュニティ] Community Friendship Showcase「うちのコミュがすみません!」
次参加したセッションは直接AWSとは関係ないですが、各コミュニティの活動紹介のセッションでした。
いろんなコミュニティがありました。技術系もありますが、それだけじゃなく、趣味を活かしたものや、趣味と実益を兼ねたもの。
あるサービスのユーザーグループだったり、それぞれ特徴のあるコミュニティでした。
会社や取引先やパートナー企業だけじゃなく、お金じゃないつながりの、同業種や異業種のコミュニティはこれからより大事になると思います。
昔は、会社の仕事で蓄積されたノウハウを他社に盗まれるとえらいことでしたが、このITが進化した時代は、会社で蓄積できるノウハウよりも、そのの同業種やあるコアなコミュニティが持っているノウハウのほうが有益で濃い情報が溜まってます。
しかも、ITといっても多種多様な形態のシステムが存在するこの時代、一つの会社で貯められる技術やノウハウなんて大したことないです。
それを公開して、さらに大きなノウハウをためたほうがより有益なはずです。
なので、コミュニティってほんと大事だから、参加したいと思うし、自分が入りたいコミュニティがなければ作ろうと思いながら聞いてました。
[Lunch Session] JAWS-UG on ASCIIでどんな記事が読まれてるか気にならない?
JAWS FESTA 中四国2017でお世話になった大谷イビサさんが登壇するセッション。
IT系ニュースサイトASCII.jpの記者ということで、ASCII.jpのどんな記事が良く読まれているかをランキング形式で紹介してました。
ここでもやはり、注目度が高いのはコミュニティでした。
面白かったです。
ちなみに、JAWS FESTA 中四国2017に僕も登壇させていただきましたが、その時の記事がJAWS-UG on ASCIIに掲載されてます。
https://ascii.jp/elem/000/001/601/1601971/
(記事を書いてくれたのは、イビサさんではなく、重森大さんです。)
それだけです(笑)
企業ブース
https://jawsdays2019.jaws-ug.jp/supporter/
スタンプラリーアプリが良かったです。ノベルティ目当てに全部回っちゃいました。
こういう企業ブースのやり方もすごくいいなと思いました。ステッカーもいっぱい集められてよかったです。
ちなみに、僕はクリアファイルとステッカーのコレクターですので、企業ノベルティにこれがあるとだいぶんうれしいです。
あと、どら焼きおいしかったー。
[初心者ハンズオン] 講師と対戦
AWSをちゃんと学ばないと思いまして、思い切ってハンズオンに参加しました。
といっても初心者向けですので、エンジニアの皆さんからしたら簡単な内容だとは思いますが、ウェブディレクターの僕としてはかなりの難易度でした(*´Д`)
JAWS-UG 高知のコミュニティにはちょくちょく参加してるので、超初心者向けのステップ1は何とかできましたが、ステップ2からハードルがめちゃくちゃ上がて何が何だかわからないうちに終わっちゃいました。。。
なので、ステップ3は内容すら把握できずじまいでした。
もっともっと勉強しないといけないですね。と、反省です。
[X-Tech] ukkaが取り組む一次産業の課題 〜 日本一遅い農産物の通販 OWNERS をAWSで実現している話
田舎に住んでいる僕から見たら大変興味のある話でした。
IoTやECを絡めるとまだまだ一次産業は伸びるなと思ったけど、地方にそれができるエンジニアがどれほどいるのか?とも思いました。
なら僕らがやればいいんじゃない?と一瞬思いましたが、弊社にはエンジニアがおりませんのでなかなか大変なことだなと。
ということで、弊社エンジニア募集してますので一緒に働いていただける方、僕に声をかけてくださいー(笑)
[X-Tech] アニメ・漫画 企業でITを活用してオタク業界の未来を変える取り組み (Anitech)
オタクとITは非常に親和性が高いと前々から思ってましたが、まさにそういった感じのサービスでした。地方からは同人誌やレアアイテムはなかなか買いに行けないので通販でそういう専門的なサイトがあるのはほんとにいいと思いました。
頑張ってほしいです。
[OpenMic] KUSANAGI for AWSでWordPressを始めとしたCMSを簡単スタート!
ここら辺からですね。お酒がふるまわれてまして、ストロングゼロ飲んでだいぶん酔ってきちゃいましたので、記憶が散漫になって言っておりますので、そろそろレポートも書けなくなってしまいました。。。
[懇親会LT] AWSどこから勉強したらいいかわからない説
なので、森田くんのLT聞きたかったですが、いろんな人と話しつつ、ご飯食べつつで、いつの間にか終わってました。残念。。。
酔っぱらいすぎちゃいましたね。。。
影浦さんがAWS SAMURAIに選ばれました。おめでとうございます。
まとめ・・・
今回、
いろんな人と交流できました。
コミュニティの先駆者 小島さん他ありがとうございました。
二次会は、中四国交流会みたいな感じで移動しました。
そこでも楽しい交流ができましたが、ほぼ覚えてません(笑)
さて、
JAWS DAYS 2019に参加した感想ですが、やっぱり、新しいものや自分の知らないことに触れるのは刺激になるということと、こういうコミュニティに参加する人たちは前提条件としてアクティブだし学びたい姿勢が高いし、コミュニケーション取りたい人ばっかりなので、話しても勉強になるし、面白いし、世間話でも無駄な話にならないのが楽しくてしょうがなかったです。
AWSの勉強をしに行きましたが、結果コミュニティの大事がさらに確信的なものになりました。
幕張メッセとか東京ビックサイトとかでやってる某展示会も良いですが、登壇者と参加者が近い距離で集まれるコミュニティイベントの方がより勉強できるし、共有もできるし、コミュニケーションも取れるので、絶対よろしいと思います。
しかも、こういうイベントに参加すると、一参加者というのがもったいなく感じ、運営も手伝いたいし、登壇もしたくなり、より一体感を得たいという思いに駆られます。
そう思うと、もっと自分を高めようと努力するし、勉強するし、技術も向上し、結果、人間として成長するので、イベントに行って成果が確実に出るわけで、そういうことも含めて、コミュニティを大事にしているイベントってホントいいよなと思いました。
後の課題は、僕自身、会社としてもそうですが、AWSほかのクラウドをちゃんと活用して、ビジネスしていかなきゃね。(ほんとはそっちが主題なのに。。。(笑))
最後にまとめです。
このイベントに参加して思ったことです。
- これからよりクラウド化が進んでいくこと。
- アレクサなどの音声デバイスがウェブコミュニケーションの中心になってくると、そもそもビジュアル表示型のブラウザのデザインをするだけでこの業界は生きていけないのではないかと思ったこと。
- AIとかディープラーニングが田舎でもビジネスに役だつようになるのはもうすぐそこまで来ているということ。
- 会社や仕事関係のコミュニティだけでは、自分の勉強や成長につながらない。さらに進化するには、専門的なコミュニティに所属し、お金ではない関係性で、刺激しあうことがこれから大切であること。
- イベントって僕主催者、君参加者のような一方通行な枠組みは限界が来ている。素人が集まっても熱量があれば、2000人集まるイベントを作ることができる。プロとして刺激になりました。
以上
主催者の皆さん、登壇者の皆さん、スポンサーの皆さん、ボランティアの皆さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした!
また、来年も参加したいと思います!!